今回は副業で8000万円以上稼ぎ、現在はキャンドルを販売している女性経営者を紹介します。キッチンテーブル、750円(500ドル)、そして発売からわずか 3 時間で売れたキャンドルから始まりました。この副業から年間 約9000万円(600,000ドル)のキャンドルビジネスに成長した経緯を詳しく解説します。
人物紹介
名前:コリーナ・ブルースさん (Colina Bruce)
職業:キャンドル販売社長
会社:Noir Lux Candle Co.
キャンドルビジネスの成功物語
彼女は現在、年収約9000万円(600,000ドル)を稼いでいますが、そのスタートは彼女のキッチンテーブルからでした。9時から5時までの仕事をしながら始めたこのビジネスは、最初の年に自宅から約2000万円(15万ドル)の収益を上げました。彼女の成功の一つの鍵は、初めての販売でたった3時間で120本のキャンドルを売り切ったことです。その後も、多くの人々が彼女のキャンドルを求めて殺到しました。
彼女のビジネスは、地元のイニシアティブから受け取った1万ドルの無償資金によっても大きく助けられました。ローンとは異なり、返済の必要がないこの資金は、彼女が自宅から実店舗に移るための決定的な違いを生みました。
また、彼女は最初の6ヶ月以内にオプラ雑誌に掲載され、これが大きな追い風となりました。オプラの承認の印を受けたことで、彼女のビジネスは一気に加速しました。キャンドルビジネスを始めるのは非常に簡単で、数ドルからでも始めることができると彼女は言います。
Noir Luxの始まり
コリーナがNoir Luxをシアトルで始めるきっかけとなったのは、パンデミック中の情熱的なプロジェクトでした。当初は副業として始めたものが、完全なフルタイムの仕事になりました。彼女は毎日キャンドルを灯して一日を始めていましたが、それがウーサー(癒しの時間)になりました。そして、自分でキャンドルの作り方を学び、オンラインで販売を開始しました。最初の販売では120本以上のキャンドルが売り切れました。
実店舗の重要性
実店舗を持つ前、彼女の収益はすべてオンライン販売からでした。しかし、実店舗を持つことでその収益は倍増しました。昨年の売上は約9000万円(60万ドル)に達しました。実店舗を持つことで、バルク注文が可能になり、仕入れコストを大幅に削減できるようになりました。また、複数の収入源を開拓し、キャンドル作りのクラスやレンタル、小売スペースの開放などを行っています。
キャンドル作りのクラスとスタジオスペース
実店舗にはスタジオスペースがあり、ここで人々は自分のキャンドルを作ることができます。100以上の香りから選び、自分でキャンドルを作るプロセスを体験できます。これは「キャンドルバー」のコンセプトであり、非常に人気があります。
実店舗を持つリスクと機会
実店舗を持つことはリスクが高いと感じるかもしれませんが、それに伴う多くの機会もあります。実店舗を持つことで、月々の家賃やスタッフの給与など、新たなコストが発生します。しかし、彼女はそれによりビジネスを大きく成長させることができました。彼女のスタッフは現在10人で、昨年の給与総額は約25万ドルでした。
9時から5時の仕事からの移行
彼女は、シアトル大学で9時から5時の仕事から自分のビジネスに移行することについても語っています。安定した職を離れることは大きな変化であり、不安も伴いますが、自分のプラットフォームを使って何かを作り上げることは非常に充実感があります。彼女は、自分のビジネスに信念を持ち、財務的にも合理的であることを確認することの重要性を強調しています。
彼女の物語は、情熱と努力が実を結び、成功を収めることができることを示しています。彼女のNoir Luxは、今やシアトルで知られるキャンドルブランドとなり、多くの人々に愛されています。
パートナーシップ
先日、彼女はディックスとのパートナーシップを締結しました。ディックスとのパートナーシップでは、3種類のミルクシェイクキャンドル(ストロベリー、チョコレート、バニラ)とルートビアフロートフレーバーのキャンドルを販売しています。このルートビアフロートフレーバーは、エイプリルフールのいたずらから始まりました。最初は100個限定で販売しましたが、瞬く間に売り切れ、その後も再販を繰り返し、最終的には600個以上を販売しました。
どうやってパートナーシップを得るのか?
パートナーシップを得るためには、ブランドと製品に一貫性を持たせることが重要です。彼女がディックスに選ばれた理由の一つは、一貫して高品質な製品を提供し続けているからです。また、すべての製品はラボテストを受けており、大手と提携するための規定もクリアしています。
ネットワーキングも非常に重要です。ディックスとのパートナーシップは、ある人のポッドキャストにゲストとして出演したことがきっかけで実現しました。そのポッドキャストのプロデューサーがディックスのソーシャルメディアを担当していたことから、彼女のことを知り、紹介してくれました。このように、一つのことが次のことに繋がるのです。
パートナーシップのアドバイス
パートナーシップを求める際のアドバイスとしては、まず自分のブランドと製品に一貫性を持たせることが重要です。また、ネットワーキングを活用し、人との繋がりを大切にすることも重要です。最後に、常に準備をしておくことです。何が起こるか分からないので、準備を怠らないようにしましょう。
キャンドル市場で目立つ方法
キャンドル市場は非常に競争が激しいですが、自分のブランドを際立たせる方法はいくつかあります。彼女がキャンドル市場に参入したのはパンデミックの時で、キャンドルの売り上げが急増していました。彼女は黒人女性が所有するブランドとして、そのストーリーを伝えることで差別化を図りました。黒人女性が所有するブランドは、通常、資本や資金にアクセスできるのは1%以下です。そのため、自作自演で進むにつれて解決策を見つけ、橋を渡るように自分で築いていく必要がありました。
他のキャンドルメーカーと友達になることも大切です。彼らは競争相手ではなく、共に成長する仲間としてお互いをサポートしています。例えば、Black Sunflowerのジャズとは素晴らしい関係を築いています。彼女も応援してくれています。
独自のビジネススペース
ビジネススペースは、シアトルの中心にあり、スペースニードルの景色が一望できます。このスペースは、お客様に貸し出すことができるよう契約で交渉しました。ビジネスアクセラレータープログラムに参加し、メンターの助けを借りてスペースを見つけました。最初は150万円(1万ドル)のグラントで始めましたが、最終的には内装工事に800万円(約6万ドル)かかりました。家賃は月約37万円(2,500ドル)ですが、このスペースを利用して様々なイベントを開催し、収益源を多様化しています。
キャンドル作りワークショップ:新しい趣味から生まれたビジネス
キャンドル作りワークショップは、楽しさと創造性を結びつけ、参加者が自分の手でキャンドルを作る体験を提供します。彼女のキャンドル作りの旅は、元雇用主であるカレッジ・サクセス・ファウンデーションがバーチャルキャンドル作りクラスをやりたいと言ったときに始まりました。それまで経験がなかったけれど、新しいことに挑戦する機会として捉え、キャンドル作りに取り組むことにしました。
初めてのワークショップでは、キットを組み立てて参加者に郵送し、Zoomを使って一緒にキャンドルを作りました。約50人の参加者が集まり、参加費は45ドルから50ドル程度でした。人々はとても楽しんでくれ、その成功から新たなアイデアが生まれました。
キャンドル作りワークショップは、彼女にとって喜びと充実感をもたらすだけでなく、新しいビジネスの可能性をも示しました。人々からの要望が増え、それに応えるためにワークショップを頻繁に開催するようになりました。仕事を休んででもこの活動を続けることは、彼女にとって自分の時間を大切にすることの証でした。
ビジネスとしてのキャンドル作りは、利益率の面でも成長のポテンシャルを秘めています。販売やワークショップ、イベント参加など、さまざまな収入源から利益を得ることができます。私の場合、キャンドル販売における利益率は20〜30%、店内セッションでは30〜40%、出張セッションでは50%近くになります。
キャンドル作りビジネスは、喜びと挑戦が共存する世界です。成長には多くの課題がありますが、それらを乗り越えることで新たな可能性が広がります。在庫管理やビジネスの拡大に関する課題もありましたが、それらを克服することでビジネスをより強固なものにしてきました。
シアトル大学のキャンパスは彼女にとって特別な場所であり、ここで学び、働き、ビジネスを始めました。在学中の経験や知識は、私のビジネスの成功にも大きく貢献しています。キャンドル作りは、私にとって創造的なアウトレットであり、人々とのつながりを深める手段でもあります。
キャンドル作りワークショップは、新しい趣味から生まれたビジネスであり、彼女の人生に新たな喜びと充実感をもたらしてくれています。
キャンドルビジネスの成功を支える要素
キャンドルビジネスは、独創的なアイデアと粘り強い努力が結びついた結果、成功を収めることができます。ここでは、キャンドルビジネスを築く過程で必要な要素について探ってみましょう。
ローンを取る
ローンを取るプロセスは、ビジネスの成長や拡大に不可欠です。ローンの取得に関しては、いくつかの銀行や金融機関が提供するSBAローンなどの選択肢があります。このプロセスは厳しく、銀行は財務状況や将来の見通しについて詳細を知りたがります。ビジネスプランや財務計画の作成に関しては、学校のプログラムやオンラインのリソースを活用することができます。プロのアドバイスを求めることも、ローン取得のプロセスをスムーズに進めるための一助となります。
キャンドルビジネスを築く
キャンドルビジネスを成功させるためには、コミットメントと意図的な行動が重要です。小規模なスタートからでも始められるこのビジネスでは、継続的な努力と目的を持つことが成功の鍵となります。リサーチを行い、準備を整え、可能な限りの努力を惜しまずに取り組むことが重要です。失敗や挫折に直面しても、それを次のチャンスに変えることができる柔軟性も大切です。
インフルエンサーの影響
インフルエンサーの存在は、ビジネスの成長や認知度向上に大きな影響を与えることがあります。キャンドルビジネスにおいても、オプラ誌などの大手メディアに取り上げられることで多くの注目を集めることができます。また、インフルエンサーとのコラボレーションやSNSでの紹介は、ビジネスの拡大に効果的な手段となります。
メディアとの関係構築
メディアとの関係構築は、キャンドルビジネスの成長にとって重要な要素です。メディアの取材や特集記事は、ビジネスの認知度向上や新規顧客獲得につながります。プレスリリースの発信やメディアへの積極的なアプローチは、ビジネスの発展に欠かせません。
キャンドルビジネスの成功には、多くの要素が組み合わさっています。正しい戦略と継続的な努力を続けることで、ビジネスの成長を実現することができます。
まとめ
彼女はチャンスを見逃さずに挑戦できる人です。キャンドルを最初に販売した際もコロナで外出が難しい中で、人々は癒しを求めていました。巣ごもり需要もあり、始めるには良いタイミングでした。ポットキャストの出演をきっかけに大手メーカーとパートナーシップを結び販路拡大出来ました。又、ワークショップも要望にこたえる形で実現し、収益拡大に繋がりました。
これは日々人とのネットワークを広げ、チャンスの機会を増やしていく事が重要です。そして何事も挑戦してみる事が新たなビジネスや販路拡大に繋がります。自分の想像以上に成長を手助けしてくれます。あなたもコミュニティを大事にして色々な事に挑戦しましょう。共に成長しましょう。
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