カープケーキで初期費用550円を15億円以上に変えた女性を紹介。
子供6人、借金あり、電気も無い環境の中でどの様に15億円以上を稼げる様になったのか解説します。
人物紹介
名前:ミニョン・フランソワさん(Mignon Francoins)
職業:Cupcake collection社長
店舗数:アメリカに3店舗、キッチンカー
ビジネスの始まり
2008年リーマンショックで不況の中、彼女はビジネスを開始。当時の彼女は、子供6人、借金が有り、電気が止まった状態だったという。
この状況を打開すべく、ケーキの勉強を始めた。そして作ったカップケーキを近所に配った。すると、近所の女性1人からカップケーキを600個作ってほしいと依頼される。その人は配ったケーキが気に入り、自分のお客に送りたかった。
しかし、彼女の全財産は当時$5(約550円)しかなかった。それでは600個作る事は出来ない。
このことを依頼者の女性に話すと、「作った分だけ払うので作って下さい」と言われ、$5(約550円)で材料を買って作った。その日に600個のカップケーキを作り、$60(約6600円)の報酬を得た。
それをきっかけに自分でカップケーキで起業する事を決意。
お金がかからない販売方法
まず彼女は自宅をカップケーキ屋にした。お金が無いからだ。
自宅兼お店の窓から外を歩いている人を見つけては、声を掛けた。
「こんにちは、私はここでカップケーキ屋を立ち上げるんです。私の家族が私が作ったカップケーキがおいしいというです。良かったら如何ですか?」
そして試食してもらい、販売に繋げていた。
おいしいと口コミが広がり、様々な所から注文が入る様になる。
彼女は言った ”口コミは金と同じ価値がある” と。
カップケーキトラック
お客が何を求めているのか聞く為に、スクールバスを購入、キッチンカーに改造して路面販売を開始。
すると、停留所でお客の並ぶようになる。そのお客とSNSで連絡を取り合うようになり、お客からのリクエストがある場所に行っては、売りを繰り返した。また、自ら情報発信し、集客した。
街中を走り回り、止めては売りを繰り返した。
そうする事で、認知度を高めて、今まで行き届かなかったお客にもカープケーキを届ける事が出来る。
販路拡大 ニューオーリンズに新店舗を出す
彼女の出身地でもある、ニューオーリンズに満を持して新店舗を出店。
最初は全然売れなかった。しかし、彼女はなぜ売れないのかを分析し、最初のカップケーキを始めた時と同様に、学びながら集客することに成功。
軌道に乗せるのに2年かかった。
チームマネジメント
彼女は常に意見を聞く事を心掛けている。
トップダウンではなく、ボトムアップを採用している。
常に自分から従業員に声を掛け、意見を吸い上げる。
それは、どの立場の人でも役職に関係なく、従業員一人一人が大事だからだと言う。
彼女の従業員達は皆楽しく生き生きと働いている様だ。
日本だとトップダウンが多く利益主義で、一生懸命真面目に働かなければならない空気がある。特に飲食店はバイトテロや食中毒を防止する為に厳しく管理され、従業員はそれに従うのが一般的だろう。
まとめ
彼女は最初ビジネスの知識・経験が無い中で、どうしてここまで成長できたのだろうか。
それは、自分が最大限出来る限りやり、常にお客と従業員の声を聴き、それに応えてきたからだろう。
驚くべき点は、このビジネスを始めてから、銀行からお金を借りたりせず自分達の資金で回しいるという事だ。大抵、事業資金として銀行からお金を借りて、運営していくが、そうすると、利益主義になりやすい。セオリーな経営になってしまう。
彼女は言っている、”自分を信じ、誰でも世界に何かしら提供できる”と。
それを体現しているのが彼女だ。
このサクセスストーリーは人々に勇気と希望を与え、自分も何か出来る様な気持ちにさせてくれるものだった。
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